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試薬の日

更新日:2022年5月20日

3月9日は「試薬の日」です。

津山藩(岡山県津山市)藩医であった宇田川榕菴(うだがわ ようあん―榕庵とも記載)は大垣藩(岐阜県大垣市)の江沢養樹の長男として寛政10年3月9日(1798年)に生まれ、父の師であった蘭方医の宇田川玄真の養子となり洋学を学びました。医学、植物学、化学などに造詣が深く、イギリスのウイリアム・ヘンリーがあらわした「Elements of Experimental Chemistry」(1799年)を基とする「舎密開宗」(せいみかいそう)の著者として有名です(舎密開宗とは化学概論のような意味合いです。)。  舎密(せいみ)とは、オランダ語の「Chemie(化学)」の発音を漢字表記にしたものです。日本で初めて試薬という言葉を使い、現在使用されている酸素、水素などの元素名や用語の多くは宇田川榕菴発案と言われています。日本試薬協会は日本における化学研究の先駆者として彼の誕生日を「試薬の日」に制定しました。

同仁グローカルは日々試薬を使って分析業務を行っていることに加え、温泉泉質の分析も行っています。榕菴は養父、玄真の健康維持のために温泉の泉質も調べていて、これが日本で初めての分析と言われていますので、榕菴には深い繋がりを感じます。

(掲載日:2020年3月8日)


#試薬の日 #宇田川榕菴 #舎密開宗 #同仁化学研究所



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