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試験管

​ 糖分析 

ご相談ください。幅広いサンプルの糖分析をご提案します。

​・糖分析のやり方が分からない

・様々な成分が混在しているサンプルの特定の糖の分析を行いたい

・微量サンプル中の微量の糖を分析したい

・サンプルにどのような糖が含まれているかを分析したい

​・多数の検体の糖分析を行いたい

分析事例

 実験試料に含まれる糖-培養液、生体試料(血清、組織等)

 排液、抽出残渣などに含まれる糖

 酵素処理液、微生物処理液などに含まれる糖

​はじめに

 

糖は植物や動物の主要な生体成分の一つで、単糖とよばれる最も基本的な構造の糖から、複数個の単糖が結合したオリゴ糖や多糖と呼ばれる高分子の糖まで多くの糖の存在が知られています。代表的な単糖はグルコースで細胞のエネルギー源として重要です。そのほか、フルクトースやガラクトースなどがあり、二糖にはマルトース、スクロース、ラクトース、トレハロース、三糖にはマルトトリオース、セロトリオース、フコシルラクトース、シアリルラクトースなどがあります。多糖は数十から数百分子が連なった構造で、直鎖構造や分岐構造をとるものなど様々です。

 

これら糖の量を測るには酵素を用いる方法と高速液体クロマトグラフ(HPLC)を用いる方法があります。酵素法は、特定の糖を基質として認識して分解する酵素を用い、その酵素反応の過程で生じる物質を色素法で測定するものです。例えばグルコースを測定する場合は、グルコースオキシダーゼ(Gox)やグルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)などを用いて、それぞれ酸化発色剤、還元発色剤で発色量によって分析するものです。選択性が高いため特に複雑な前処理をせずに他の糖を含む複雑な成分から成る検体でも測定可能です。二糖、三糖の場合はそれぞれの糖特異的に切断する酵素を用いて、生じるグルコースやフルクトースを測定する方法が一般的です。サンプルにグルコースが含まれる場合にはその分をキャンセルする必要がありますが、多検体同時測定によって対応可能です。HPLC法は質量分析器(MS)を組み合わせて分析します。MSは事前に標識する必要がなく高感度に分析できるため、HPLCと組み合わせて多くのサンプルに適用可能です。

​弊社では、酵素処理液や発酵液の糖含量、抽出残渣や排液などに含まれる糖に加え、生体試料や研究試料など微量なサンプルの糖分析を行っています。サンプルの前処理法などを含めて目的に応じた分析をご提案します。​下に糖分析の一例を示します。その他の糖の分析についてもご相談ください。分析費用につきましてはお問い合わせください。

 

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