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菌類脂肪酸分析サービス

菌類脂肪酸分析サービス

​​菌の脂肪酸分析

 

菌に含まれる脂肪酸組成は主に細胞膜に存在し、その脂肪酸組成は菌の種類によって多種多様であることから、菌の同定や分類に利用されています。菌に含まれる脂肪酸は、菌の生合成系で生産されるため、管理された条件で培養された菌では、安定した分析結果を得ることができます。このため菌類の脂肪酸組成分析は、幅広い分野で菌類の同定や分類に活用されています。

 

​​分析方法の概要

 

菌に含まれる脂肪酸を分析するには、まず一定の条件で菌類を培養します。続いて菌類から脂質成分を抽出し、メチルエステル化します。得られた試料をガスクロマトグラフ質量分析装置(GC-MS)で測定し、脂肪酸組成を分析します。分析結果を照合し、菌の同定や分類などの解析を行います。

菌類の脂肪酸分析から菌の同定や分類を行う手法としては、MIDI社のシャーロック法(Sherlock Microbial Identification System)が有名です。

図1に表皮ブドウ球菌の脂肪酸組成分析例を示します。分析結果は、炭素数が奇数の脂肪酸が多く含まれることを示しています。

 

図1 表皮ブドウ球菌の脂肪酸分析例

弊社の菌類脂肪酸分析サービス

 

弊社では、動植物脂肪酸に加え、菌類に特徴的な脂肪酸を標準物質として選び、脂質に含まれる脂肪酸組成を定性・定量分析いたします。表1に分析を行う脂肪酸のリストを示します。未知脂肪酸については、質量分析のマススペクトルとGCチャートの出現位置から構造を推定することも可能です。

※ 弊社では、菌の培養から抽出などの前処理から、分析と解析まで対応可能です。お気軽にご相談ください。

表1 脂肪酸リスト

薄層クロマトグラフィー(TLC)を用いた分析により、どのような脂質成分が含まれるか、また高極性脂質にどのような脂質が含まれるかについて、一次元、二次元展開後の脂質のパターン分析も可能です。図2にTLCの二次元展開像の例を示します。

image.png

DPG:ジホスファチジルグリセロール(カルジオリピン)

PE:ホスファチジルエタノールアミン

PG:ホスファチジルグリセロール

PC:ホスファチジルコリン

SM:スフィンゴミエリン

図2 TLCの二次元展開像の例

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