​豆知識

弊社の分析に関する情報や関連する話題を掲載しています。

熊本の水シリーズ (2020年10月29日掲載)

​(2)日本一の地下水都市

熊本市上下水道局のホームページには、水道施設紹介として熊本市の水道施設の場所が地図上に表示されています。江津湖周辺や立田山の北西方向に数多くの取水施設があることが分かります(参考情報 熊本市上下水道局)。「水前寺江津湖湧水群」は「平成の名水百選」にも選出された水道水源で、熊本市は、水道水をすべて地下水でまかなう都市の人口規模が日本一であり、「日本一の地下水都市」とされています。熊本地域の地下水の仕組みは、阿蘇火山による壮大な自然のシステムと、人の営みのシステムが、絶妙に組み合わさったシステムです。今回は、豊富で良質な地下水誕生の仕組みについてご紹介します

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酵素の仕事シリーズ (2020年10月15日掲載)

セルラーゼは細菌や植物が保有している酵素で、β-1, 4-グルカン構造を持つセルロースなどのグリコシド結合を切断します。セルラーゼにはセルロース構造の内部の結合を切断するエンドグルカナーゼと呼ばれる酵素と、末端からセルビオースを切り出すエキソグルカナーゼと呼ばれる酵素があります。草食動物では消化器官にセルロースを分解できる微生物を保持し、その微生物が難分解性長鎖多糖類を短鎖糖類に分解し脂肪酸等へ変換することにより栄養として吸収できる仕組みを持っています。​

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熊本の水シリーズ (2020年10月1日掲載)

​(1)熊本の水の魅力

 熊本は九州山地の西側に位置しており、また阿蘇山とその外輪山が東に位置しています。阿蘇のカルデラや外輪山は約30万年から9万年前の間の火山活動によって形づくられており、特に9万年前の破局的噴火では熊本県と九州の広い範囲が火砕流で覆いつくされました。阿蘇くまもと空港から南の方向を眺めると、その火山活動の痕跡が景色の中に刻まれています。阿蘇の外輪山に降った雨は火山活動によって形成された積層構造体を通り中腹や麓近くで湧き水となって現れます。

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酵素の仕事シリーズ (2020年9月10日掲載)

​リパーゼ

 脂質には単純脂質と複合脂質があり、単純脂質には、中性脂肪(グリセリンなどのアルコールと脂肪酸のエステル化合物)やコレステロールエステルなどがあり、複合脂質には、リン脂質(グリセロールにリン酸エステルと脂肪酸エステルが付加した構造体)や糖脂質(糖とグルコシド結合で繋がって脂肪酸エステル構造やアミド構造を持つもの)、また、それらの脂溶性分解中間体である誘導脂質などがあります。

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酵素の仕事シリーズ (2020年8月21日掲載)

アミラーゼ

 糖質であるデンプン等のグルコシド結合を加水分解する酵素で、動物では唾液や膵液に、植物ではダイコンなどに含まれています。また、麹菌や枯草菌などにも含まれ、高峰譲吉が商品化したアミラーゼであるタカジアスターゼは麹菌から取り出されたものです。アミラーゼにはα-アミラーゼ、β-アミラーゼ、イソアミラーゼ、グルコアミラーゼなどの異性体があり、α-アミラーゼは、デンプンをデキストラン、オリゴ糖に加水分解し、β-アミラーゼはマルトースを生成し、グルコアミラーゼは糖化型アミラーゼとも呼ばれ、デキストラン、オリゴ糖をブドウ糖に分解します。

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酵素の仕事シリーズ (2020年7月23日掲載)

プロテアーゼ

 タンパク質のペプチド結合を加水分解する酵素で、タンパク質やペプチドを分解する数多くのプロテアーゼが知られています。タンパク質のペプチド切断場所によって、エンドペプチダーゼ(タンパクの中央部分を切断)、エキソペプチダーゼ(タンパク質の末端部分を切断)に分類され、オリゴペプチドの分解酵素は、オリゴペプチダーゼと呼ばれます。エキソペプチダーゼには、N端から分解する酵素をアミノペプチダーゼ、C端から分解する酵素をカルボキシペプチダーゼと呼びます。

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酵素の仕事シリーズ (2020年6月18日掲載)

はじめに

 酵素と聞いて何を思い浮かべますか?ジアスターゼのような消化酵素、あるいは美容健康食品でしょうか。いずれにせよ酵素は何かしら役に立つものという意識のある人が多いことと思います。例えば、発酵食品の生産にも微生物の持つ酵素が欠かせません。一方、腐敗も微生物の持つ酵素によって進行します。

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水質の指標シリーズ (2020年6月9日掲載)

6) ジェオスミン、2-メチルイソボルネオール

 聞きなれない化合物名かと思いますが、ジェオスミン(ゲオスミン:geosmin)と2-メチルイソボルネオール(2-Methylisoborneol)は水道水などの飲料水の分析項目です。それぞれ0.01 µg/L(0.01 ppm)以下と定められています。

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水質の指標シリーズ (2020年5月22日掲載)

5) 全有機炭素(TOC)

 TOCは、酸化を受ける炭素含有有機物量を表す指標です。有機物を測る方法としては、これまでにご紹介した化学的酸素要求量(COD)、生物化学的酸素要求量(BOD)があります。CODは有機物の二酸化マンガンによる酸化、BODは微生物による酸化量を指標にしたものですが、TOCは燃焼によって生じる二酸化炭素量を測定するもので、その名のとおり、基本的にはすべての有機炭素を計測できる方法になります。

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水質の指標シリーズ (2020年5月13日掲載)

 

4)大腸菌、一般細菌

 飲料水における一般細菌数は1ml中に100個以下と定められています。この根拠は、コロニーを形成する菌数が100個以下の水によってコレラや腸チフスなどの感染症が発症しないことが理由とされているようです。加えて大腸菌群数も規定されており、100 mlの水を用いて検出されないこととされています。

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水質の指標シリーズ (2020年4月27日掲載)

 

3)SS(浮遊物質量)

 水質を評価する指標としてSS(Suspended solids:浮遊物質量)があります。SSは水の濁りや透明性に関係する指標の一つです。SSに関連する指標としてSSS(Settleable suspended solids:沈降性浮遊物質量)とVSS(Volatile suspended solids:揮発性浮遊物質量)があります。SSはSSS(重量表記の場合)、VSSを含む数値になります。日本では、SSのみが環境基準、排水基準に定められています。

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水質の指標シリーズ (2020年4月17日掲載)

 

2)COD(Chemical Oxygen Demand:化学的酸素要求量)について

 CODもBOD(Biochemical Oxygen Demand:生物化学的酸素要求量)同様、有機物による水質の汚染度を表す指標の一つですが、BODとCODは、分析方法と適用される水域が異なります。有機物質量を測定するにあたり、BODは微生物を用い、CODは酸化物(過マンガン酸カリウム)を用いていること、水域については、BODは河川、CODは湖沼と海域が対象となっています。

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水質の指標シリーズ (2020年4月10日掲載)

 

1)BOD(生物化学的酸素要求量)について

 BOD、CODという言葉を聞いたことのある方は多いのではないかと思います。水質を表す指標の一つですが、BODはBiochemical Oxygen Demand(生物化学的酸素要求量)、CODはChemical Oxygen Demand(化学的酸素要求量)を意味します。外国で作られた言葉を日本語に直訳しているので、そのままではよく分かりませんね。BOD値は有機物による水の汚れ具合の指標とされています。河川の汚染状態によっては、水源としての適格性や用途の制限などが関わってきます。また、特定の生物が生存できる環境にあるかどうかを知ることにもつながってきます。

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脂肪酸について  (2020年3月26日掲載)

 

 脂質や脂肪酸と聞くと、体への脂肪蓄積⇒体重増加⇒肥満、がイメージされると思います。また、さらに動脈硬化や循環器系障害などをイメージされる方が多いのではと思います。健康診断の脂質代謝の項目の一つ、中性脂肪値を思い出す方もいらっしゃるかもしれません。

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残留塩素について (2020年3月17日掲載)

 

 水道法では、水道水を水源とする場合の飲料水は、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、全有機炭素量(TOC:Total Organic Carbon)、pH、味、臭気、色度、濁度および遊離残留塩素に基準値が設定されています。今回は、遊離残留塩素についてご紹介します。

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LAMP法原理のご紹介    (2020年3月12日掲載)

 

 遺伝子増幅法としてはPCR(Polymerase Chain Reaction)が有名です。シータス社のキャリー・マリスが発明者として1993年のノーベル化学賞を受賞しています。検出したい遺伝子配列の一部20塩基程度と、遺伝子の相補的配列の一部20塩基程度の二つのオリゴマー(プローブ)を組み合わせて、耐熱性DNA合成酵素でそれら配列の間の遺伝子領域を増幅する方法です。

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3月9日は「試薬の日」です (2020年3月8日掲載)

 

 津山藩(岡山県津山市)藩医であった宇田川榕菴(うだがわ ようあん―榕庵とも記載)は大垣藩(岐阜県大垣市)の江沢養樹の長男として寛政10年3月9日(1798年)に生まれ、父の師であった蘭方医の宇田川玄真の養子となり洋学を学びました。

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